人生という旅をしているとブラック企業に勤めることもあります。
ボクも以前いくつかのブラック企業で働いたことがあります。
こんにちは♪
価値観リフレーム心理カウンセラー
心理（こころおさむ）＠kokoro_osamuデス。
そのときの話なんですが、ブラック企業に勤めているとメンタルをやられて会社を去っていく人が普通に出てくるわけです。
残っている人たちからすると、
という捉え方になのですが・・・
その度に一部の人たちが決まって言い出すのが、
「アイツはメンタルが弱い」
とか
「自分のほうがもっとツラい」
という
メンタルが強いという弊害
まぁ自分がメンタルが強いことを誇る発言についてなのですが。
でもコレって本当に誇るべき良いことなのかというと・・・
違うなぁと思うわけです。
どういう意味かというと、
メンタルをやられるぐらいのストレスって、本人にとっては耐えれる耐えられないという問題じゃなくて、
害悪以外の何物でもないということです。
つまりそこで働くことによって、メンタルをやられるぐらいのストレスを感じているならば、それに耐えて働き続けることができたとしても、何かしらの悪影響が出るわけです。
どんな悪影響かといえば
心臓発作とか
脳梗塞とか
最悪のケースでは突然死とか
身体に表れるやつです。
心の業界ではよく言われることで、メンタルが強い場合は身体に出るというものなんですが。
ストレスが強い環境で働いている場合には２つの理由があるように思います。
メンタルが強いと身体に負担がかかる理由 その１
１つにはメンタルが強いがゆえに、ストレスにさらされ続けても働くことができてしまうことです。
結果、長時間働いてしまい単純に身体に負担をかけてしまいます。
厚生労働省によると長時間の残業や休日の労働は過労死の関連性が高いとされています。
発症前1か月間におおむね１００時間または発症前2か月間ないし6か月間にわたって１か月当たりおおむね８０時間を超える時間外・休日労働が認められる場合は、業務との関連性が強いと評価される
時間はあくまでも目安ですが、ブラック企業になると毎日12時間労働はザラだったりしますので、平日だけでも週に15～20時間、1か月で80時間なんて軽く超えてしまいます。
メンタルが強いと身体に負担がかかる理由 その２
そしてストレス解消の手段が身体に負担をかける場合もあります。
ストレスが強くなればなるほど、解消する手段はより時間が掛からず、より手軽な方が選ばれがちで、次第に頻度や量は多くなっていくようです。
それって身体にとっては悪いことだったりもします。
実際にいろいろ働いてきてボクが感じたことですが、ストレスが多い職業や職場って喫煙率や飲酒率、ギャンブル率、肥満率が高い気がするのです。
しかも皆ヘビーユーザー。
さすがに、ストレス解消の手段として犯罪に手を染めた人はいなかったですが、メンタルを保つために身体を犠牲にしているようにみえました。
メンタルが強いことの代償
メンタルが強いと代わりに身体に負担がかかりやすくなる。
でも、これってあながち、ボクだけの私見ではないなぁと思ったことがあります。
メンタルが強いと身体を壊すと納得した話
ブラック企業で働いていたときに、ある事件が起こって刑事さんと仲良くなったことがあります。
その刑事さんは一般企業からの転職組で、ブラック職業談で大いに盛り上がってしまいました。
簡潔に言うと刑事さん曰く、
警察もかなりのブラック気味だそうで、その結果、警察官は比較して身体を壊しやすく意外と早く亡くなる方が多いそうなのです。
お聞きした限り、普段でもかなり不規則で長時間労働を余儀なくされる生活でした。
しかも事件が起こればなおさらで、36時間起きていることもままあるとのことでした。
まさに使命感で働いているという。
お話を聞いて頭下がりました。
そんな警察官は身体はもちろん、メンタル面でも日々鍛えているのです。
驚きましたが、どこかヤッパリなぁという感じもありました。
日頃から身体を鍛えていても病気を発症しやすいとは、
ストレスがいかにすごい影響力を持っているのか
と納得してしまうお話でした。
ましてや身体を鍛えづらい環境にあるブラック企業に勤めていたらなおさらでしょうね。
で、
こう思うわけです。
メンタルが強いことが本当に良いことなのか？
メンタルがやられた本当の意味
ボクから言うと、
メンタルをやられたということは、
自分の身体を立派に守ったということなのだなぁと思うのです。
確かにこれはツラいことですが。
あなたがストレスに耐えて、後遺症の残る病気になったり、突然死してしまうより、とても素晴らしいことだと考えてみて欲しいのです。
あなたの周りには、自分を守ったことで喜んでいる人が必ずいます。
ちなみに刑事さんは家族全員から警察への転職には反対されたそうで、いまでも手放しに賛同はされていないということです。
警察官という立派なお仕事でもありますが、家族からしてみると、いなくなってはならない大切な息子や旦那様、お父さんであるという想いが強いんですよね。
もちろん、そういう働き方をしている方を否定しているわけじゃないです。そういう皆さんはカッコよくて立派で本当に頭が下がります。失礼に聞こえたらごめんなさい。
ただ、
立派でなくとも自分を大切にして欲しいという価値観もある
ということです。
自分を大切にして、自分を守るということは、人様の価値観に縛られず、自分にとっての幸せを見つめ直すことでもあります。
それに素直に従って生きてみて欲しいのです。
見つめたうえで立派な働き方をしてもいいし、違うなと思ったら別の働き方をしてみる。
そのときに自分を卑下したり責めるのではなく、誉めてあげて欲しいのです。
むろんメンタルがやられる前にブラック企業などオサラバするに限りますが。
ブラック企業で働いている人へ
そして今現在ブラックに就いてしまっている人には、それまでは仕事や会社とのいい加減な関わり方を目指してみて欲しいのです。
周りの人や上司、経営陣の価値観とは心のなかで一線をおき、自分の時間をなるべく多く確保するよう心掛けて欲しいのです。
ブラックで働き続けると、休めないので体力を消耗し思考が鈍り麻痺し気力が薄れ擦りきれます。
そんな状態だと人様の価値観が刷り込まれやすくなっています。
自分の時間が多ければ多いほど思考は柔軟になり、自分にとって適切な関わり方が見えてきます。
ブラック企業なりの、
今可能な限りのいい加減な働き方を目指して欲しいのです。
そしてゆくゆくはブラック企業を脱出してあなたが望む限りのいい加減な働き方を実現してもらいたいのです。
これは本当に基本的な真理だと思っているのですが、自分の幸せを優先させることを臆さずブレないで生きることが人様のためになるという価値感です。
ブラック企業で働いていたりしてツラい状況にあったりすると、仕方なくても人様の価値感が優先になっていがちです。
そういうときほど、このことを思い出してもらいたいのです。
あなたの幸せを譲り渡すということは、人様の幸せも譲り渡していることになるのです。
メンタルなんて強くなくていい。
弱いままで、自分を全力で守る。
そんな勇気を臆さず出してもらいたいのです。
それこそが今あなたに先ずしてもらいたいと思うのです。
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