前回からのつづき
15億円の契約の邪魔をしたのが、まさかの身内のせいだと発覚して、呆然となったところに突然の訃報が入ります。さらなる答えの出せない問いが重なるとき、人はどうするのか?
前回の記事は>>>衝撃!15億円の契約が消えた理由とは!?
こんにちは♪
価値観リフレーム心理カウンセラー
ボクの体験にご興味を持っていただきましてありがとうございます。
どんな人なのかを知っていただく手がかりとして、詳しいプロフィールを書くことにしました。
特に心理カウンセリングをご検討いただいている方には、少しでも何か感じとっていただいて参考にしていただければと思っております。
そろそろなんか出せやと言われましても、何も出ませんがごゆっくりどうぞ。
今回の記事は希にみるシリアスなテイストですよ。今までのようなお気楽さはありませんので、変な期待はしないでお読みください。
悶々とした日々
それからは、ただ生活のために働くように仕事をしていました。
心の整理ができない日々が続き、その間上司からは「腐るな」とよく言われていましたが、社内では相変わらずナンバー2の役員が幅を利かせ、上司は本流から外れたままでした。
転職とかも考えましたが「面倒くさい」が勝ち、自分を誤魔化しズルズルと居続けていました。
答えの出ない問いに根付く無力感
「何のために働いているんだ?」
「会社って何だろう?」
自問しながらも答えを出せないでいることが、すべてに意欲がでないなによりの原因だったと思います。
でも逆に、仕事への依存は増していたのです。
その頃のボクはというと、プライベートでも次々と問題がおこっていましたが、おざなりになっていました。
仕事への無気力感や会社への不満から、すべてのことが煩わしく感じていました。
すべての問題を毎晩お酒で紛らわすようになり、飲んで夜遅く帰っては朝早くから逃げるように会社に行くというありさまです。やる気はないのに仕事に逃げるわけです。
家庭も上手くいっていなかったので、ますます仕事ができないと、自分の価値はないという強迫観念にさいなまれていました。
「何をしたいのか」
「どうやって生きたいのか」
この時は考えたくもありませんでした。
何にたいしても「報われない」という思いを抱え、漠然としたやる気のなさを感じていました。
どうせ頑張っても、また邪魔されるし、評価さえされない・・・そんな思いが心の底に強く根付いているのを感じていました。
答えが出ないというよりも、出したくもないという具合です。
次第に毎日を惰性で繰り返すようになっていきます。
ママタレっぽいある担当さん
とにかく考えたくなくて、答えを先延ばしにしていました。
幸い大手のクライアントをいくつか持っていたので、仕事はそこそこ忙しく紛らわせることができました。
ある大手のクライアントの担当にシングルマザーの方がおりました。
大らかでいつも明るく元気のいい方で、面倒見のいい気さくな性格も相まって、部下や同僚からは慕われ上司からも頼られていたんですよね。
個人的に飲みに行くような間柄ではありませんでしたが、ボクもたまに会社の愚痴を聞いてもらっていたりしていたのです。
印象的な笑い声と一緒にそんなことを言われると、気分が軽くなったものです。
彼女は、ずいぶん前に離婚して一人娘さんをWワークしながら育てられていました。
お嬢さんは薬科大に通い、残り1年足らずで卒業される予定で、勤めだしたら、彼女は仕事をいったんやめて、のんびりしたいとよく言っていました。
彼女とは長くお仕事をさせていただきましたが、あるとき配置転換があり担当が代わられました。
引き継ぎのときにそう言われ、もう気軽に愚痴も聞いてもらえなくなったなぁと寂しく思いました。
突きつけられるできごと
それから半年くらいたったある日。
引き続がれた担当さんから言われました。
重くのしかかる新たな疑問
理由を訊ねるまで結構間があったと思いますが、ハッキリとは覚えていません。
半年前にステルス性の癌が見つかった。
治療に専念するため配置転換になった。
本人の希望もあり箝口令(かんこうれい)が敷かれた。
社内でも詳しい事情を知っていた人は限られていた。
しばらく前から会社を休み入院していた。
葬儀は近親者だけで執り行われた。
そんなことを、ボーっととしたまま聞いていたと思います。
お嬢さんが社会人となった後、仕事をやめてゆっくり暮らすことだけを楽しみに、頑張って働いているように見えました。
当然、
そうなるもんだと思っていました。
そして、
それは、もうチョッとで叶うところでした。
叶えたかったことが目前で叶わないことになるかもしれないとわかったとき・・・
彼女は判明してからどんな気持ちで働いていたんだろう?
ボクには到底想像し尽くせません。
そして、新たな大きな疑問が生まれました。
今を我慢して、
今をないがしろにして、
突然死んでしまったら?・・・
強く願って努力をして望みが叶うこともある。
でも、犠牲を払って、どんなに願って努力をしたとしても、ぜったいに叶うということもない。
なら、
苦しい思いを我慢をして、何のために頑張るのだろう?
なんで今、
無気力にやりたくないことをしているのだろう?
やりたいと望んでいるなら納得できる。
でも、別の苦労や辛いこと、他の嫌なことを回避するためということだけでは、「より良く生きる」というモチベーションは保てなくなっていました。
それは、
生きることがまるで、終わらない受験勉強のように感じられてしまったからです。
これって幸せなことなのだろうか?
それがあたりまえのことなのだろうか?
本当に仕方のないことなのだろうか?
叶えるために今を我慢して生きる人生って何だろう?
新入社員のころ、あんな思いをしたのに、いつしかまた大事なことを見失っているようです。
新入社員のころのできごとに、ご興味があればこちらをどうぞ。
そのときボクは、また答えの出ない問いを抱え、ただただ儚さだけを感じていました。
そして、おざなりな自分の状況を考えると途端申し訳なさがこみ上げてきます。
今まで考えないように先送りしてきたことから、もう逃げられなくなっていました・・・
リセットボタンを押してみる
ある日、会社で足に違和感を覚えまた。違和感は次第に痛みに変わり、ただ事ではなくなりました。
毎晩のお酒漬けの不摂生がたたり、ボクは痛風になりました。
その夜は足がはれ上がり、痛みでほとんど眠れず、否応なしにアレコレ考えざるを得なくなりました。
これから大病にでもかかり働けなくなったとしたら・・・
必死にしがみついていた「仕事ができる」という価値。
すべてだと思い込んでいたその価値は崩壊していました。
崩壊しているのを気付かぬふりをして依存していました。
それがない自分には、なにがあるのだろう?
生きがいも、お金も、家族も、何もない。
今から、何を導として、何を糧に、何を目指して、どこに向かって生きればいいのだろう?
生きることにたいしての漠然とした不安が、現実味を帯びて感じられました。
このままただ働くだけの人生になんの意味があるのだろうか?
自分は何の価値があるのだろう?
何のために生きているんだろう?
幸せとはなんだろう?
痛みとともに、とりとめもなく浮かぶ問い。
他人が、どうこう言っていることじゃない。
一番肝心な、
自分が本当は何を大事にしたいのか?
ということを置き去りにしていることに、それまで気づくことができませんでした。
ボクが本当に望むモノは何だろう?
譲れないモノは何だろう?
ウトウトと寝付きが浅いまま朝を迎えました。
明け方ふっとある考えが頭を過ぎります。
妻とはすでに修復できない状態になっていましたが、子供の未来はまだ間に合うかもしれない・・・。
置き去りにしているいろいろなモノに向き合うために時間が必要でした。
そして会社を辞めました。
このつづきは>>>またいつか
この記事は「プロフィール詳細まとめ」の4番目です。
ご興味あれば、心理(こころおさむ)のプロフィールもあわせてお読みください。
>>>プロフィール
- 自分に合う人かわからない
- 安くないから慎重に選びたい
- どういう内容なのかわからない
三大不安は
これで解消されます!
お試しカウンセリングではここを判断!
しゃべり方
とても大切です
態度
バカにされない?
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聞く姿勢
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